9.13 撮影 |
セリ科の多年草です。別の名を、ウイキョウ(茴香)と言います。 このハーブは、種子から根にいたるまで食用にならない部分はありません。 種子は、カレーやソース類に、若い芽は冬サラダに、スープに入れたり、 脂肪分の多い魚料理に、煮たり炒めたりして食べても良いでしょう。
耐寒性があり、冬の間も緑色の葉を保っていられます。
菜園では、 |
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7.10 撮影 ディルの種子です |
セリ科の一年草です。 古代エジプトやギリシャでは、薬用として重んじられたり、 中世では、黒魔術の魔除けとして盛んに使われたようです。 このハーブをワインに浸して飲めば、妙薬的な効果が得られるとされていたと。 種子には、ケイ酸、カルシウム、リンその他のミネラルが豊富です。 我が家は、ポテトサラダに加えて、味を楽しんでいます。 自然に播種させ、毎年、庭のどこかに発芽しています。
種子から、水蒸気蒸留法によって得られます。
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どちらもセリ科で、葉は糸状で柔らかく、花は、複散形花序で黄色い小花を沢山咲かせます。
どちらも、外見では殆ど区別がつきにくいのです。
そこで、フェンネルとディルの違いをいくつかピックアップしてみました。
ディルの花 5.16 撮影 |
同じ複散形花序ですが、よく見ると、若干の違いがあります。 フェンネルは写真のように、ほぼ水平に拡がりを見せますが、 ディルはややドーム形に広がりを持ちます。 咲いて見ないと分から無いですね。 |
@、フェンネルは多年草ですが、ディルは1年草である。(フェンネルにも1年草のものがありますが) A、ディルは、根から直に茎葉が生えてきます。 多くのフェンネルには、根本に球状の膨らみが有るものが存在します。 B、ディルの茎は、中空です。しかし、フェンネルもまた、成長した茎は中空になります。 C、最大の違いは、香りです。 先にご紹介したように、フェンネルはスターアニスに似た香り ディルは、青菜ようにやや甘く青臭い、強いて言えばチャービルやセロリに似ているような香りです。
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